1st:HDRI って何?

HDRI(ハイダイナミックレンジイメージング)を説明する前にまず、ダイナミックレンジの説明から。
ダイナミックレンジ(dynamic range)とは、識別可能な信号の最小値と最大値の比率のことであり、
写真の場合、ラティチュードと同じ意味と思っていただければいいでしょう。
風景のダイナミックレンジは広く、フィルムやイメージセンサなどの一般的な記録手段のダイナミック
レンジは狭く、風景の2000:1程度しかないと言われています。
また、一般的なモニタのコントラスト比も1000:1程度であり現実の風景などの持つ広いダイナミック
レンジをそのまま記録、表示することができない場合があります。

そこでHDRI(ハイダイナミックレンジイメージング)とは、風景の幅広いダイナミックレンジを記録、
表示するために開発された画像合成手法なのです。

wikipediaのハイダイナミックレンジ合成でも詳しく書かれています。

例えば、デジタルカメラ(一眼レフ、コンデジ)で路地など明暗差が多い場所を撮影した場合、下の二つの
画像のように、 暗い路地裏で建物を明るく写そうとすると空が白飛びしてしまう(露出が高い)、
また空を写そうとすると建物が写らない(露出が低い)という場合がよくあると思います。

c0214542_1742305.jpg


しかし、人間の目で見た場合こういう現象は起こらないですよね。人間の二つの目は風景をシークエンスに
見ています。普段生活していて、絶対に白飛びや黒潰れは起こらないですよね。
ただし、急激にダイナミックレンジが広い場所に移動時を除きます。(車を走行中にトンネルに入ったり、
明るい部屋から暗い部屋に入る瞬間的な行動。しかし目は慣れてきてすぐ見えるようになります。)

逆に写真は風景を瞬間的に描写するので上の写真のような表現になります。

そこで露出を変えつつ複数枚の写真を撮影し、それらの最適な露出をいいとこどりして合成された写真が
HDRIと呼ばれ目で見た風景に近いダイナミックレンジを持ったイメージなのです。

下の写真がHDR技法によって生成したイメージです。どうですか?上の写真よりHDRの方が、実際に
目で見た風景に近いことがおわかり頂けましたでしょうか?

c0214542_17423763.jpg

このArchitectural HDR」というブログでは今後HDRIの作成方法や日々撮影する写真をHDRIにしてupしていきます。RSS購読して頂けると幸いです♪

1st:HDRI って何?
2nd:HDR (ハイダイナミックレンジ)画像の撮影方法
3rd:HDR (ハイダイナミックレンジ) 画像合成方法 Photomatix 編
4th:Photoshopの活用方法
5th:HDR (ハイダイナミックレンジ) 画像合成方法 露出コンポジット編

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by no_doiken_no_life | 2009-10-04 19:00 | HDRI 制作関連 | Comments(0)
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