5th:HDR (ハイダイナミックレンジ) 画像合成方法 露出コンポジット編

3rdではPhotomatixによるトーンマッピング手法を紹介しましたが、今回はPhotoshopによる
露出コンポジット手法を紹介します。

露出コンポジットとは、ブラケット撮影した写真データをPhotoshopでレイヤーとして重ね、適正露出の
部分をおいしいとこどりして合成すると手法です。
トーンマッピング手法はPhotomatixやPhotoshop CS2「HDRに統合」コマンドなどで、ブラケット撮影
(段階露光による複数枚を撮影すること)の写真をソフトにかけると、HDRIへの統合処理がほぼ自動になされますが、
これは必ずしも最適な結果は得ることにはなりません。

例として以下三枚の写真の参考にしましょう。「撮影/Canon EOS Kiss Digital/ISO:200/左から-2.±0.+2/」
c0214542_16254653.jpg

この三つの写真をPhotomatixにかけるとこうなります。問題点をまず示しましょう。
c0214542_16282641.jpg

・一番明るい箇所(ネオン街のネオン)と、一番くらい場所(空)のダイナミックレンジが広い
 ためノイズがひどい。
・ブラケット撮影による動体のずれ:人、車、電車、光跡

ブラケット撮影による動体のずれ、これはトーンマッピングだと正直どうしようもない問題です。
この問題を解決したいがために私は露出コンポジットをやっていると言ってもいいでしょう。
それではさっそく制作の仕方を説明します。

前述で適正露出の部分をおいしいとこどりして合成すると言いましたが、具体的にはどういうことなのか?
ブラケット撮影をした写真それぞれ比べて見て適正と思われる部分をトリミングしてみます。
c0214542_16331170.jpg

■EV-2の写真/・照明で照らされた看板、車のテールランプ。
c0214542_16333542.jpg

■EV±0の写真/・建物の壁など。
c0214542_16334781.jpg

■EV+2の写真/・空や照明がない道路など。

私は詳しいやり方はわからないのでオリジナルの方法ですが、これらの露出が違う写真の適正だと思われる
部分のいいとこどりをPhotoshopで手動で切り貼りをしていき、三枚の写真のレイヤーを焼き込み、
オーバーレイ、スクリーンにモードを変化させて重ねていきます。

そして完成HDRがこちらです。
c0214542_164058.jpg

車のゴーストは多少残りますが、それは元の画像が悪いということです。(泣)
ちゃんと撮ればいい作品ができると思うのでみなさんも試してみてください。
特に夜景で威力を発揮すると思います。ではまた次回。

1st:HDRI って何?
2nd:HDR (ハイダイナミックレンジ)画像の撮影方法
3rd:HDR (ハイダイナミックレンジ) 画像合成方法 Photomatix 編
4th:4th:Photoshopの活用方法
5th:HDR (ハイダイナミックレンジ) 画像合成方法 露出コンポジット編
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by no_doiken_no_life | 2009-10-04 19:04 | HDRI 制作関連
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