66年前の広島の出来事 原爆が落ちた日

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原爆が落とされるちょっと前の話。僕の祖父は当時18歳、弟と一緒に戦艦大和の入隊試験を受けた。
入隊試験は兄は背が小さいから落ちたらしい。弟は、ハンモックに吊るされてぐるぐる回される試験で酔いまくって落ちたらしい。船酔い訓練だったようだ。その後兄は国鉄に入りSLを運転するようになり、弟は背が高かったので兵隊になり、"神風特攻隊"となった。

66年前の8時15分、広島に原爆"リトルボーイ"が落とされる。そのとき曾祖父は2等兵として広島市内にいて直撃した。当時、兄弟は福山辺りにいたので無事だった。
兄は6日の夜、仲間と一緒にSLを走らせ広島市内に行く事になる。 曾祖父を助けるため、また被害を受けた身内を助ける仲間と共にSLが山陽本線を駆け抜ける。

広島に着く。兄は祖父を探し当てた。重症だった。7日の夜、再びSLは山陽本線を駆け抜ける。曾祖父を乗せて、重傷者を乗せて、遺体を乗せて。行き先は岡山。当時広島の病院も被害を受け病院はパンク状態。近隣の病院しか手当てできないのだ。
だがしかし、翌日曾祖父は亡くなった。兄は仲間とともに岡山の地で何人もの人を火葬した。

※ちなみに一連の行動は仲間と一緒に勝手にSLを走らせたらしい(時効だから書いてもいいだろう)

8月9日に長崎にファットマンが落とされる。
そして8月16日に弟が神風特攻隊として出陣する事になった。
が、しかし皆さんご存知のように8月15日に終戦を迎える。

兄は一昨年に亡くなった。国鉄の後は会社を設立し亡くなる原因となった脳内出血で倒れるその日まで仕事をしていた。82歳にして広島から東京、北海道へ出張に行くほどのパワフルな爺さんであった。まさに生涯現役。
ちなみに一度癌になって生死をさまよっている。原爆の後遺症ではない。若い時にヘビースモーカーだったからだ。
そろそろ煙草をやめようと思う。

弟は神風特攻隊を運命の如く逃れ今も健在である。また広島に帰ったら当時の事を聞きたいと思う。
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by no_doiken_no_life | 2011-08-06 08:15 | Architecture | Comments(2)
Commented by sa55z at 2011-08-06 09:17
いや、なかなかのドラマに感激。これ本にして、売り出しましょう。
映画にしても見応え十分。
しかし、山陽本線の線路は大丈夫だったんだね。これはびっくりです。
Commented by no_doiken_no_life at 2011-08-07 20:10
> sa55zさん
ちょっと持った話で話あると思いますけども、なかなか貴重な話だと思います。
爆心地と山陽本線の線路は結構離れてるのであまり損害はなかったのではないでしょうか。
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