67年前の話
私の曾祖父は原爆で亡くなりました。曾祖父は大工さんでしたが戦争で兵隊として広島市にいたようです。数年前に亡くなった祖父は当時、弟と一緒に戦艦大和の戦闘員の試験を受けました。兄は背が小さいからと言う理由で、弟は船酔いになるからと理由で試験に落ちました。その後兄は鉄道員になり広島市内にいました。その後先輩が四国に人事異動になりましたが、どうしても離れたくないと言う理由で私の祖父が四国に行きました。そしてその数日後、広島に原爆が落とされました。祖父はよくその人がいなかったら死んでいたのは私だったと言っていました。もし運命の歯車が少しでも崩れていたならば祖父は原爆で亡くなっていたでしょう。そして私もこの世に生を受けていたいことになっていたでしょう。祖父の弟は試験後、神風特攻隊になり、8月16日に突撃予定だったようです。しかしご存知の通り8月15日に戦争が終わり、今でもヘビースモーカーの後遺症に苦しみながらも元気で生きています。
by no_doiken_no_life
| 2012-08-06 08:17
| Architecture